健康と自然5月13日
こんにちは。今日は森林浴の効能について触れてみたいと思います。
私たち人間は生活に適した環境を作り出してきました。その事で確かにとても便利な生活が確保されたのは事実です。しかし、その途中で忘れ置き去りにしてしまった自然からの恩恵を、森林浴で感じ取りませんか?最近では屋久島などの自然体験ツアーが多く取り上げられています。昔からある場所で、決して便利ではない所へどうして注目が集まるのでしょうか?ストレスの開放を求めてココロの癒しを求めているからでしょうかね?
自然界、特に森林の中で植物が発散している「フィトンチッド」という物質の存在は、古くから知られていました。生鮮品を針葉樹の葉にのせて運搬したり、鮮魚を長屋で売り歩く姿は時代劇でも見られます。また森林の国フィンランドでは、サウナに入り白樺の葉で体をたたいて血行を良くするそうです。これらフィトンチッドの効果はロシアをはじめとする各国で研究され、人体にも好影響があることがわかってきたのです。
肝臓の活動を高める酵素の活性化、香りによる清涼効果、生理機能の促進など、数多くの効能。また森林が生み出す空気は新鮮で、木々の香りと共に二日酔いや体調が悪いときの頭痛・吐き気も軽減してくれます。さらに渓流や滝のある森林では、空気中にマイナスイオンが充満しています。これは水が飛び散るエネルギーで空気中の電荷をマイナスにすることで生じ、肩こりの軽減やリラックス効果を促進します。空気清浄機では、人工的にマイナスイオンを発生させています。森林の中は、まさに天然の空気清浄機といえます。
そんな自然が持っている偉大な力を、やっと私たちは理解し、求めるようになってきました。しかしその事で自然を破壊(観光地としてのビジネス・ゴミの投棄など)されないかと不安にもなりますが、もっと皆さん自然について考え、身を投じて体験し、自身のココロ、カラダを良い状態にしていきましょう。
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